今北産業pedia
今北産業
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クリア- 症候群
共通の原因や病態に基づき、一連の症状や徴候が同時に現れる状態のこと。
原因が完全に特定されていない場合でも、特徴的な症状の集まりを一つの単位として扱う。
遺伝的なものから生活習慣によるものまで、医学のあらゆる分野に存在する。
- 22q11.2欠失症候群
第22番染色体の一部が欠失することで発生する、先天性の遺伝子疾患である。
心疾患、免疫不全、特徴的な顔貌、口蓋裂など、全身に多様な症状が現れる。
ディジョージ症候群や円錐切歯異常顔貌症候群などの病名もこの概念に統合されている。
- 5p欠失症候群
第5番染色体短腕の一部が欠失することによって生じる、染色体異常疾患である。
乳幼児期に猫の鳴き声のような高い声で泣く特徴から、猫鳴き症候群とも呼ばれる。
重度の知的障害や成長障害を伴うことが多く、早期からの療育支援が必要とされる。
- 5q-症候群
骨髄異形成症候群の一種で、第5番染色体長腕の欠失を唯一の異常とする疾患である。
高齢女性に多く見られ、重度の貧血や血小板数の維持・増加といった特徴を持つ。
レナリドミドという薬剤が治療に有効であり、予後は比較的良好とされることが多い。
- ATR-X症候群
ATRX遺伝子の変異によって引き起こされる、X連鎖性の遺伝性疾患である。
重度の知的障害、特徴的な顔貌、小頭症、αサラセミアなどを主な症状とする。
クロマチンリモデリングの異常が原因であり、男性のみに発症するのが一般的である。
- CHARGE症候群
複数の先天異常を伴う遺伝性疾患であり、主要な症状の頭文字を組み合わせて名付けられた。
眼の欠損、心疾患、後鼻孔閉鎖、成長発達停滞、生殖器異常、耳の異常などが特徴である。
CHD7遺伝子の変異が主な原因とされ、早期の診断と多方面からの治療介入が必要となる。
- FG症候群
X連鎖性の遺伝性疾患であり、知的障害、筋緊張低下、便秘、特徴的な顔貌などを主症状とする。
1974年に報告され、MED12遺伝子の変異が原因の一つであることが判明している。
症状の現れ方には個人差が大きく、早期からの療育や合併症の管理が重要とされる。
- HELLP症候群
妊娠後期や産褥期に発症する、溶血、肝酵素上昇、血小板減少を主徴とする疾患。
妊娠高血圧症候群に合併することが多く、母体と胎児の両方に生命の危険を及ぼす。
根本的な治療法は迅速な妊娠の終結であり、緊急の帝王切開が必要となる場合が多い。
- HUFF〜ドクターは中年症候群
精神科医の主人公ハフが、患者の自殺を機に自身の人生や家族の問題に直面するドラマ。
エミー賞を受賞するなど高い評価を受け、複雑な人間模様と心理描写が特徴である。
中年期の危機や精神医療の現場をリアルかつユーモラスに描き出している。
- H症候群
SLC29A3遺伝子の変異を原因とする、常染色体劣性遺伝の稀な全身性自己炎症性疾患。
色素沈着、多毛、心奇形、難聴など、頭文字Hで始まる多様な症状を呈する。
2008年に提唱された比較的新しい疾患概念であり、組織球増殖症の一種とされる。
- LOH症候群
加齢に伴うテストステロンの低下により、心身に様々な不調が生じる男性更年期障害。
筋力低下、性機能障害、疲労感、抑うつ状態など、症状は多岐にわたりQOLを低下させる。
治療には男性ホルモン補充療法が検討され、適切な診断と生活習慣の改善が重要視される。
- NIH症候群
組織が自ら開発したものでない技術やアイデアを、質に関わらず拒絶したり軽視したりする心理的傾向。
「Not Invented Here」の略称で、過度な自前主義や他者の成果に対する排他性を指す。
開発効率の低下や車輪の再発明を招き、組織のイノベーションを阻害する要因として批判される。
- PFAPA症候群
周期的な発熱、アフタ性口内炎、咽頭炎、頸部リンパ節炎を主症状とする小児の自己炎症性疾患。
数日から1週間程度続く発熱が数週間おきに規則正しく繰り返されるのが特徴で、原因は未解明である。
成長とともに自然軽快することが多いが、症状緩和のためにステロイド投与や扁桃摘出が行われる。
- Pork–cat 症候群
猫のフケに対するアレルギーを持つ人が、豚肉を摂取した際にアレルギー反応を起こす交差反応性疾患。
猫の血清アルブミンと豚の血清アルブミンの構造が似ているため、免疫系が誤認することで発生する。
豚肉を食べてから数分から数時間以内に、蕁麻疹や腹痛、重篤な場合はアナフィラキシーを引き起こす。
- QT延長症候群
心電図のQT時間が異常に延長し、心室頻拍や心室細動などの不整脈を引き起こしやすくなる疾患。
先天的な遺伝子変異によるものと、薬剤の副作用や電解質異常による後天的なものがある。
失神や突然死のリスクがあるため、生活指導やベータ遮断薬による治療、ICDの植え込みが行われる。
- QT短縮症候群
心電図のQT時間が極端に短くなり、心室細動などの致死的な不整脈や突然死のリスクが高まる疾患。
心筋細胞のイオンチャネルに関わる遺伝子の変異が原因であり、非常に稀な先天性不整脈である。
有効な薬物療法が限られているため、再発防止策として植え込み型除細動器の装着が検討される。
- RAS症候群
「Redundant Acronym Syndrome(冗長な略語症候群)」の略で、略語の中に元の単語が含まれる現象。
「ATM現金自動預け払い機(ATM machine)」のように、意味が重複しているにもかかわらず慣用的に使われる。
言語学的な誤用の一種とされるが、文脈の明確化やリズムを整えるために意図せず発生することが多い。
- SAPHO症候群
皮膚症状と骨関節症状を合併する、原因不明の慢性炎症性疾患。
滑膜炎、痤瘡、膿疱症、骨肥厚、骨炎の5つの特徴の頭文字から命名された。
掌蹠膿疱症に伴う骨関節炎が代表的であり、非ステロイド性抗炎症薬などが治療に用いられる。
- TORCH症候群
妊娠中の母子感染により、新生児に重篤な障害を引き起こす可能性のある疾患の総称。
トキソプラズマ、梅毒、風疹、サイトメガロ、ヘルペスなどの頭文字を組み合わせたもの。
胎児への影響を最小限にするため、妊婦健診での早期発見と適切な管理が重要視される。
- VDT症候群
パソコンやスマートフォンなどの表示機器を長時間使用することで生じる心身の不調の総称である。
目の疲れや乾燥、肩こり、腰痛といった身体症状のほか、抑うつなどの精神症状が現れることもある。
厚生労働省がガイドラインを策定しており、適度な休憩や作業環境の整備が予防策として推奨される。
- XX男性症候群
性染色体が女性型のXXでありながら、表現型が男性として発達する性分化疾患の一つである。
多くの場合、Y染色体上の性決定遺伝子SRYがX染色体などに転座することで発症する。
外性器は男性だが、精巣の不全による不妊や低テストステロン血症を伴うことが一般的である。
- XYY症候群
男性が通常より1本多いY染色体を持ち、性染色体構成がXYYとなる染色体異常である。
高身長になる傾向がある以外は目立った身体的特徴が少なく、健康上の問題も軽微なことが多い。
以前は攻撃性と関連付けられたが、現在では犯罪性との直接的な因果関係は否定されている。
- なうい洋一のコミカル症候群
シンガーソングライターのなうい洋一がパーソナリティを務めるラジオ番組。
音楽とトークを交え、リスナーからの投稿やゲストとの交流を主体としている。
長年にわたり複数の放送局で継続されており、独自のファン層に支持されている。
- なまけもの白血球症候群
好中球の遊走能が低下し、細菌感染を繰り返す非常に稀な免疫不全症。
細菌が侵入しても白血球が現場に素早く移動できないため、防御が機能しない。
先天的な疾患であり、繰り返す皮膚感染症や歯肉炎などが主な症状である。
- のび太・ジャイアン症候群
司馬理英子が提唱した、ADHD(注意欠如・多動症)の特性を表現した名称。
不注意が目立つタイプを「のび太」、多動・衝動性が強いタイプを「ジャイアン」に例えた。
正式な診断名ではないが、日本国内で特性を理解するための比喩として広まった。
- ふしぎ工房症候群
竹内葵が企画・原作を手がけた、朗読CDとドラマCDのシリーズ作品。
「ふしぎ工房」を訪れた人々が、願いを叶える代わりに代償を払う物語を描く。
豪華な声優陣が起用され、ミステリアスで幻想的な世界観が人気を博した。
- むずむず脚症候群
安静時に足に不快な感覚が生じ、足を動かさずにはいられなくなる疾患。
夕方から夜間にかけて症状が悪化し、深刻な不眠の原因となることが多い。
鉄分不足やドーパミンの機能異常が関係しており、薬物療法で改善が可能である。
- やかまし村症候群
リンドグレーンの児童文学「やかまし村」のような理想的共同体への強い憧憬。
子供時代の幸福な記憶や、失われた素朴な生活を過度に美化する心理状態を指す。
精神医学の正式な疾患名ではなく、文化的な文脈や教育学の議論で使われる。
- アイザックス症候群
末梢神経の過剰な興奮により、筋肉の持続的な収縮や硬直が起こる疾患。
自己抗体が電圧依存性カリウムチャネルを攻撃することが原因とされる。
筋収縮のほか、発汗過多や不眠などの自律神経症状を伴うことが特徴である。
- アイゼンメンゲル症候群
心疾患による左右短絡が進行し、肺高血圧により血流が右左短絡に反転した状態。
チアノーゼや棍棒指が現れ、全身への酸素供給が不足して運動能力が低下する。
心室中隔欠損症などの先天性心疾患が適切に治療されなかった場合に発症する。
- アスペルガー症候群
対人関係の困難や興味の限定が見られる、発達障害の一種である。
言語発達の遅れがないことが特徴だが、コミュニケーションの特異性がある。
現在の診断基準DSM-5では「自閉スペクトラム症」に統合されている。
- アダムス・ストークス症候群
心臓の拍動が一時的に停止または極端に遅くなり、脳虚血で失神を起こす状態。
高度房室ブロックや洞不全症候群などの不整脈が主な原因となる。
突然死の危険性があり、ペースメーカーの植え込み治療が必要となることが多い。
- アッシャーマン症候群
子宮内膜の損傷により、子宮腔内に癒着が生じて閉鎖される疾患。
人工妊娠中絶や流産手術後の合併症として発症することが多い。
月経不順や不妊症の原因となり、治療には癒着剥離手術が行われる。
- アッシャー症候群
聴覚障害と、網膜色素変性症による視覚障害を併発する遺伝性疾患。
症状の程度や発症時期により、1型から3型までのタイプに分類される。
感音難聴と視野狭窄が進行するため、早期の支援とリハビリが重要である。
- アディー症候群
瞳孔の対光反射が消失または遅延し、腱反射の減弱を伴う神経学的疾患。
多くの場合、片方の瞳孔が散大したままになり、近接調節も遅れるのが特徴である。
良性の経過をたどることが多く、特別な治療を必要としない場合がほとんどである。
- アルコール離脱症候群
長期間の多量飲酒を中断または減量した際に生じる、一連の身体的・精神的症状。
手の震えや不眠から、重症化すると幻覚や痙攣、意識障害を引き起こす。
適切な医療的介入が必要であり、ビタミン補給や薬物療法が行われる。
- アルポート症候群
IV型コラーゲンの遺伝子変異により、腎不全や難聴、眼疾患を来す遺伝性疾患。
糸球体基底膜の異常が原因で、血尿から始まり徐々に腎機能が低下していく。
根本的な治療法は確立されていないが、血圧管理などで進行を遅らせる試みが行われる。
- アンジェルマン症候群
15番染色体の異常により、発達遅滞や重度の知的障害、言語障害を来す遺伝性疾患。
常に笑顔を浮かべているような表情や、独特の歩行、興奮しやすい性質が特徴。
早期からの療育やリハビリテーションにより、生活の質の向上を目指す支援が行われる。
- アントン症候群
脳損傷により視覚を失っているにもかかわらず、本人が盲目であることを否定する疾患。
脳が欠落した視覚情報を捏造して補う「作話」を行い、見えていると主張し続ける。
後頭葉の損傷などで生じ、神経心理学における自己意識の研究対象となっている。
- アーレン症候群
視覚情報の処理過程の異常により、文字が歪んで見えたり光を眩しく感じたりする症状。
読書時の疲労や頭痛の原因となり、学習障害と誤解されることもある。
特定の色のフィルターレンズを使用することで、症状が緩和される場合がある。
- イルカンジ症候群
イルカンジクラゲなどの刺胞動物に刺されることで引き起こされる全身症状。
激しい痛み、高血圧、頻脈、死の恐怖感などが数時間にわたって続くのが特徴。
オーストラリア近海で多く報告され、重症化すると脳出血や心不全に至る恐れがある。
- インポスター症候群
自分の成功を実力ではなく運や偶然によるものと思い込み、詐欺師のように感じる心理。
高い実績を上げているにもかかわらず、いつか正体が露呈するという不安に苛まれる。
完璧主義者に多く見られ、自己評価の低さがキャリア形成の妨げになることもある。
- ウィリアムズ症候群
7番染色体の微細欠失により、独特の顔貌や心血管疾患、発達遅滞を来す疾患。
非常に社交的で人懐っこい性格や、音楽に対する高い関心・才能を持つことが多い。
知的な困難がある一方で言語能力が比較的保たれるなど、独特の認知特性を示す。
- ウィーバー症候群
EZH2遺伝子の変異により、出生前からの過成長や骨格の異常、発達遅滞を来す疾患。
特徴的な顔貌や、指の関節が曲がりにくいといった症状が見られることもある。
非常に稀な疾患であり、成長管理や合併症に対する対症療法が中心となる。
- ウェルナー症候群
思春期以降に白髪や白内障などの老化現象が急速に進行する、遺伝性の早老症。
ヘリカーゼ遺伝子の異常により、DNAの修復機能が低下することが原因とされる。
糖尿病や動脈硬化、悪性腫瘍を合併しやすく、成人期の健康管理が重要となる。
- ウェルニッケ・コルサコフ症候群
ビタミンB1(チアミン)の欠乏により生じる、脳の機能障害を伴う精神疾患。
意識障害や眼球運動異常を来す急性期と、重度の記憶障害が残る慢性期からなる。
アルコール依存症患者に多く見られ、早期のビタミン補給が症状の悪化を防ぐ鍵となる。
- ウェレンズ症候群
心電図のV2-V3誘導で見られる特徴的なT波の変化で、左前下行枝の重度狭窄を示す。
胸痛がない時でも現れることがあり、放置すると広範な前壁心筋梗塞に至る危険が高い。
早期の冠動脈造影検査と介入が必要とされる、緊急性の高いサインである。
- ウォブラー症候群
頸椎の変形や不安定性により脊髄が圧迫され、歩行にふらつきが出る神経疾患。
主に大型犬や馬に見られ、後ろ足の麻痺から徐々に全身へ進行することがある。
治療には安静や投薬のほか、重症の場合には外科的な手術が検討される。
- ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群
心臓に本来ない副伝導路(ケント束)が存在し、頻脈性不整脈を引き起こす疾患。
心電図上でデルタ波と呼ばれる特徴的な波形が見られ、突然の動悸を来す。
カテーテルアブレーションによる副伝導路の遮断が、有効な根治治療として行われる。
- ウォーターハウス・フリードリヒセン症候群
敗血症などによる激しい感染症に伴い、副腎が内出血を起こして機能不全に陥る病態。
急激な血圧低下やショック状態、全身の紫斑を来し、極めて予後が悪い。
髄膜炎菌感染症などで見られ、迅速な抗菌薬投与とステロイド補充が救命に必要。
- エイリアンハンド症候群
自分の意思とは無関係に、片方の手が勝手に複雑な動作を行ってしまう神経疾患。
手が自分の服を脱がせたり、もう片方の手の動作を邪魔したりするなど、意志に反する。
脳梁の損傷や脳卒中などが原因で生じ、自己の主体性に関する研究対象にもなっている。
- エカルディ・グティエール症候群
脳の石灰化や白質変性を伴い、重度の発達遅滞や神経症状を来す稀な遺伝性疾患。
ウイルス感染がないにもかかわらず、体内でインターフェロンが過剰産生されるのが特徴。
乳幼児期に発症し、凍瘡(しもやけ)のような皮膚症状を伴うこともある。
- エドワーズ症候群
18番染色体が3本ある(18トリソミー)ことによって生じる、重篤な先天性疾患。
低出生体重、心疾患、独特の指の重なりなどの身体的特徴を伴い、成長が著しく制限される。
多くの場合は乳児期に命を落とすが、医療技術の進歩により長期生存する例も増えている。
- エルサレム症候群
エルサレムを訪れた旅行者が、宗教的な妄想や強迫観念に取り憑かれる精神的な現象。
自分が聖書の登場人物であると思い込んだり、公衆の面前で説教を始めたりするのが特徴。
滞在が終わると症状が消失することが多く、聖地の持つ歴史的・宗教的重圧が要因とされる。
- エルペノル症候群
睡眠から覚醒する際に意識が朦朧とし、不適切な行動や異常な言動をとる状態。
泥酔して転落死したギリシャ神話の登場人物エルペノールにちなんで名付けられた。
睡眠不足や薬物の影響で起こりやすく、覚醒時混迷とも呼ばれる睡眠障害の一種である。
- エンプティ・セラ症候群
頭蓋骨内のトルコ鞍という窪みが空の状態、または髄液で満たされる病態。
下垂体が圧迫されて平坦化するが、多くの場合は無症状で経過する。
頭痛や視野障害、内分泌機能の異常を伴う場合に治療の対象となる。
- エーラス・ダンロス症候群
コラーゲンの生成異常により、皮膚や関節、血管などが脆弱になる遺伝性疾患。
皮膚の過伸展性や関節の過可動性、組織の脆さが主な特徴として現れる。
症状の程度は型によって異なり、根本的な治療法はなく対症療法が中心となる。
- オイディプス症候群
幼児が異性の親に愛情を抱き、同性の親に強い対抗心を燃やす心理的葛藤。
フロイトが提唱した精神分析学の概念で、人格形成の重要な段階とされる。
ギリシャ神話のオイディプス王の悲劇にちなんで名付けられた。
- オセロ症候群
パートナーが不貞を働いているという、根拠のない強い嫉妬妄想に囚われる精神疾患。
相手の行動を異常に監視したり、身の潔白を証明するよう強要したりする行動がみられる。
シェイクスピアの悲劇「オセロ」の主人公が抱いた激しい嫉妬にちなんで命名。
- カウデン症候群
全身に多発する良性腫瘍や、乳がん・甲状腺がんなどの高い発がんリスクを伴う遺伝性疾患。
PTEN遺伝子の変異が原因であり、皮膚や粘膜に特徴的な丘疹が現れることが多い。
早期発見と定期的ながん検診による管理が、患者の予後を改善するために極めて重要となる。
- カプグラ症候群
家族や知人が、外見のそっくりな「偽物」に入れ替わっていると思い込む精神疾患。
視覚的な認識は正常だが、それに伴う感情的な反応が欠如することで生じるとされる。
統合失調症や脳損傷の患者に見られることがあり、認知心理学的な研究対象となっている。
- カリフォルニアから来た娘症候群
普段介護に関わっていない親族が、死の間際になって突然現れ治療方針に強く干渉する現象。
医療現場での俗語であり、罪悪感の裏返しとして非現実的な延命治療を要求することが多い。
医療従事者と家族の間のコミュニケーションや、終末期医療の意思決定における課題とされる。
- カルト信者症候群
カルト的な集団に所属することで、独自の教義を盲信し社会的な判断力を失う状態。
マインドコントロールの影響により、家族や友人との関係を断絶し集団に依存する。
脱会後もフラッシュバックや罪悪感に苦しむことがあり、心理的な支援が必要となる。
- カルマン症候群
嗅覚の欠如と、性腺刺激ホルモンの分泌不全による二次性徴の欠如を特徴とする遺伝性疾患。
胎児期に嗅神経と性腺刺激ホルモン放出ホルモン産生細胞の移動が阻害されることで起こる。
ホルモン補充療法によって不妊治療や二次性徴の発現が可能であり、早期診断が望まれる。
- カンナビノイド悪阻症候群
大麻の長期使用者が、激しい吐き気や嘔吐、腹痛を繰り返す病態。
熱いシャワーを浴びると一時的に症状が和らぐという、特異的な行動パターンが見られる。
大麻の合法化が進む地域で報告が増えており、使用中止が唯一の根本的な解決策とされる。
- キライディティ症候群
肝臓と横隔膜の間に大腸が入り込んでしまう、解剖学的な変異。
多くは無症状だが、腹痛や膨満感、便秘などの症状を引き起こす場合がある。
レントゲン検査で偶然発見されることが多く、外科的治療が必要になることは稀である。
- ギテルマン症候群
腎臓の遠位尿細管での再吸収不全により、低カリウム血症などを引き起こす遺伝性疾患。
筋肉の脱力感、疲労感、手足のしびれなどの症状が成人期以降に現れることが多い。
生涯にわたる電解質の補充が必要となるが、適切な管理により通常の生活を送ることが可能。
- ギラン・バレー症候群
免疫システムの異常により末梢神経が攻撃され、急激に手足の筋力が低下する疾患。
先行する感染症の後に発症することが多く、重症化すると呼吸困難に陥ることもある。
多くの場合、適切な治療とリハビリテーションによって数ヶ月から1年程度で回復に向かう。
- クッシング症候群
副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されることで起こる疾患。
中心性肥満や満月様顔貌、高血圧、皮膚の線条などの特徴的な症状が現れる。
原因は副腎腫瘍や下垂体腺腫、ステロイド薬の長期服用など多岐にわたる。
- クラインフェルター症候群
男性の性染色体にX染色体が1つ以上多く存在する染色体異常の一種。
典型的な核型は47,XXYであり、高身長や精巣の発育不全などの特徴を持つ。
不妊症の原因となることが多いが、適切なホルモン療法で症状の緩和が可能である。
- クライン・レビン症候群
強い眠気を伴う過眠期が数日から数週間持続し、周期的に繰り返す稀な疾患。
過食や性欲亢進、抑うつ状態などの精神症状を伴うことが特徴である。
10代の男性に多く発症し、成長とともに自然に軽快する傾向がある。
- クリグラー・ナジャール症候群
肝臓でのビリルビン代謝に必要な酵素が欠損し、重度の黄疸を引き起こす遺伝疾患。
血中の非抱合型ビリルビンが著しく上昇し、核黄疸による脳障害の危険がある。
治療には長時間の光線療法が必要であり、根本的な解決には肝移植が行われる。
- クリッペル・ファイル症候群
生まれつき2つ以上の頸椎が癒合していることで、首の可動域が制限される疾患。
短い首、低い後ろ髪の生え際、頸部可動制限という3つの特徴的な徴候を持つ。
脊柱側弯症や聴覚障害などの合併症を伴うことがあり、定期的な経過観察が必要。
- クレランボー症候群
自分が相手から愛されているという強固な妄想を抱く精神疾患の一種。
対象は自分より社会的地位の高い人物であることが多く、ストーカー行為に発展することもある。
フランスの精神科医ガエタン・ガティアン・ド・クレランボーにちなんで名付けられた。
- クロウ・深瀬症候群
多発神経炎、臓器肥大、内分泌異常、M蛋白、皮膚症状を特徴とする難病。
各症状の頭文字をとってPOEMS症候群とも呼ばれる。
骨髄腫細胞が産生する血管内皮増殖因子(VEGF)が病態に深く関与している。
- クロワッサン症候群
自立した女性として生きる道を選んだ者が、結婚適齢期を過ぎて抱く焦燥感や後悔。
エッセイストの阿川佐和子が、雑誌『クロワッサン』の読者層を分析して提唱した。
1980年代後半の日本において、女性の生き方の変化を象徴する言葉となった。
- クロンカイト・カナダ症候群
消化管全体のポリポーシスに、脱毛や爪の変形、皮膚の色素沈着を伴う稀な疾患。
非遺伝性であり、中年以降に突発的に発症することが多い。
吸収不良による低タンパク血症や下痢を引き起こし、栄養管理が治療の鍵となる。
- グッドパスチャー症候群
肺胞と腎糸球体の基底膜に対する自己抗体が生じ、肺出血と腎不全を引き起こす疾患。
急速進行性糸球体腎炎の一種であり、早期に適切な治療を行わないと予後不良となる。
血漿交換療法や免疫抑制剤による抗体の除去が主な治療法である。
- ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群
進行性の歩行障害や認知症を主症状とする、極めて稀な遺伝性のプリオン病。
脳内にアミロイド斑が大量に沈着し、神経細胞が破壊される。
1936年に報告され、プリオンタンパク質遺伝子の変異が原因であることが判明している。
- ゲルストマン症候群
手指失認、左右失認、失算、失書の4つの症状が同時に現れる神経疾患。
優位半球(通常は左半球)の角回付近の損傷によって引き起こされる。
日常生活において、自分の指の識別や計算、文字を書くことが困難になる。
- コケイン症候群
DNA修復機構の異常により、早期老化や発達障害を引き起こす稀な遺伝性疾患。
日光過敏症、低身長、特異な顔貌(老人様顔貌)などが主な特徴である。
根本的な治療法は確立されておらず、対症療法と紫外線対策が中心となる。
- コタール症候群
自分がすでに死んでいる、あるいは内臓が存在しないといった奇妙な妄想を抱く精神疾患。
「歩く死体症候群」とも呼ばれ、重度の抑うつ状態や虚無妄想を伴う。
1880年にフランスの神経学者ジュール・コタールによって報告された。
- コミュニケーション不全症候群
他者との円滑な意思疎通が困難になり、対人関係に支障をきたす状態の俗称。
いわゆる「コミュ症」として知られ、過度な緊張や空気を読むことへの苦手意識を伴う。
医学的な診断名ではないが、現代社会における若者の心理的傾向を示す言葉として定着した。
- コルサコフ症候群
ビタミンB1不足により、健忘、見当識障害、作為(作り話)が現れる精神疾患。
アルコールの過剰摂取が主な原因となり、ウェルニッケ脳症に続いて発症することが多い。
新しいことを覚えられなくなる一方で、欠落した記憶を無意識に作り話で埋める特徴がある。
- コンパートメント症候群
筋肉を包む筋膜内の圧力が上昇し、血流障害や神経麻痺を引き起こす疾患。
骨折や打撲などの外傷後に急激に発症し、放置すると組織の壊死を招く恐れがある。
激しい痛みや腫れが特徴で、緊急の筋膜切開術が必要となる場合が多い。
- コーガン症候群
非梅毒性の角膜実質炎と、難聴やめまいなどの内耳障害を主徴とする稀な自己免疫疾患。
若年成人に多く見られ、全身性の血管炎を合併することもある。
早期のステロイド治療が重要であり、放置すると失明や全聾のリスクがある。
- コーニス症候群
急性冠症候群が、アレルギー反応や過敏症に伴って誘発される病態。
肥満細胞から放出されるヒスタミン等の物質が、冠動脈の痙攣やプラークの破綻を招く。
薬物や食物、虫刺されなどが原因となり、循環器とアレルギーの両面からの治療が必要。
- サイトカイン放出症候群
免疫細胞が過剰に活性化し、炎症性物質が大量に放出されて全身に深刻な症状が出る状態。
高熱や血圧低下、多臓器不全を招き、がんの免疫療法(CAR-T療法など)の副作用として知られる。
重症化すると生命に関わるため、ステロイド等による迅速な管理が不可欠である。
- サザエさん症候群
日曜日の夕方に、翌日から始まる仕事や学校を思って憂鬱になる心理的状態。
アニメ「サザエさん」の放送時間が週末の終わりを象徴することからこの名がついた。
軽度の抑うつや体調不良を伴うことがあり、ブルーマンデー症候群とも呼ばれる。
- サヴァン症候群
自閉症などの発達障害を持ちながら、特定の分野で突出した才能を発揮する状態。
驚異的な記憶力や計算能力、芸術的センスなどを見せることがある。
脳の機能の特異な偏りが原因と考えられており、個性を活かした支援が模索されている。
- シェーグレン症候群
涙腺や唾液腺などの外分泌腺が攻撃され、乾燥症状を引き起こす自己免疫疾患。
ドライアイやドライマウスが主な症状で、中年女性に多く発症する傾向がある。
全身の臓器に影響が及ぶこともあり、対症療法を中心とした長期的なケアが必要となる。
- シックスティーン症候群
16歳という多感な時期特有の、不安定な心理状態や葛藤を指す言葉。
大人でも子供でもない年齢層が抱える、自己同一性の模索や周囲との摩擦を象徴する。
漫画やドラマの題材として扱われることが多く、青春期の普遍的な悩みとして共感を集める。
- シックハウス症候群
建築資材から発生する化学物質により、居住者に健康被害が生じる状態の総称である。
ホルムアルデヒドなどが原因となり、頭痛やめまい、喉の痛みといった多様な症状を引き起こす。
換気の徹底や低ホルムアルデヒド建材の使用が、主な対策として推奨されている。
- シャイ・ドレーガー症候群
自律神経症状を主徴とし、パーキンソン症状や小脳症状を伴う進行性の神経変性疾患である。
現在は多系統萎縮症の一型に分類されており、起立性低血圧や排尿障害が初期から現れやすい。
根本的な治療法は未確立であり、症状を和らげるための対症療法が中心となる。
- シャルル・ボネ症候群
視覚障害を持つ人が、実際には存在しない鮮明な幻視を繰り返し体験する疾患である。
精神疾患ではなく、視覚入力の減少を補おうとする脳の過剰な活動が原因と考えられている。
本人はそれが幻であることを認識している場合が多く、加齢黄斑変性などの患者に多く見られる。
- シルバー・ラッセル症候群
子宮内からの発育不全を特徴とし、低身長や独特の顔貌を伴う先天性の発育障害である。
頭部が相対的に大きく見えることや、指の弯曲、身体の左右非対称性などが見られることが多い。
11番や7番染色体の異常が原因の一つとされ、成長ホルモン療法などの支援が行われる。
- シンプソン・ゴラビ・ベーメル症候群
過成長や多指症、独特の顔貌などを特徴とする、X連鎖性の遺伝性疾患である。
出生前から体が大きく、内臓の異常や知的障害を伴う場合がある。
GPC3遺伝子の変異が主な原因とされており、小児期における腫瘍発生のリスク管理が重要となる。
- シーハン症候群
出産時の大量出血によるショックで下垂体が壊死し、ホルモン分泌が低下する疾患である。
産後の乳汁分泌不全や無月経、全身の倦怠感などの症状が段階的に現れる。
現代の産科医療では出血管理が進んだため減少しているが、適切なホルモン補充療法が必要である。
- ジュベール症候群
脳幹と小脳の形成不全を特徴とする遺伝性の疾患。
MRIで「臼歯サイン」と呼ばれる特徴的な形態が見られる。
筋緊張低下や呼吸異常、眼球運動の異常などの症状が現れる。
- ジルベール症候群
肝臓でのビリルビン代謝能力が低下し、軽度の黄疸が生じる遺伝性疾患。
体質性黄疸の中で最も頻度が高く、日本人の数パーセントに見られる。
通常は無症状で治療の必要はなく、予後は極めて良好である。
- スタージ・ウェーバー症候群
顔面の血管腫と脳内の軟膜血管腫を特徴とする先天的な非遺伝性疾患。
三叉神経領域の赤あざや、てんかん発作、緑内障などの症状を伴う。
皮膚科、神経科、眼科にわたる総合的な管理が必要とされる。
- スティッフパーソン症候群
全身の筋肉が進行性に硬直し、強い痛みを伴う痙攣が生じる稀な神経疾患。
自己免疫的な機序が関与しており、抗GAD抗体が陽性となることが多い。
光や音などの刺激で症状が悪化しやすく、日常生活に著しい支障をきたす。
- スティーブンス・ジョンソン症候群
薬剤や感染症をきっかけに、皮膚や粘膜に深刻な炎症が生じる重症疾患。
全身に紅斑や水疱が現れ、高熱や全身倦怠感を伴う。
致死率が高く、失明などの後遺症を残す可能性があるため、緊急の治療が必要である。
- ストックホルム症候群
誘拐や監禁の被害者が、犯人に対して共感や好意を抱くようになる心理現象。
極限状態での生存戦略として、犯人に同調することで身の安全を確保しようとする。
1973年にスウェーデンで起きた銀行強盗立てこもり事件に由来する。
- スポットライト症候群
自分が他人の注目を実際以上に浴びていると思い込んでしまう心理的な傾向。
自意識過剰の状態であり、些細な失敗が他人に強く記憶されていると誤解しやすい。
若年層に多く見られ、対人不安や過度な緊張の原因となることがある。
- スミス・マゲニス症候群
17番染色体の一部の欠失により、知的障害や特徴的な行動を呈する遺伝性疾患。
睡眠障害や自傷行為、独特の「自己抱擁」行動などが見られることが多い。
早期の診断と、行動特性に合わせた療育や環境調整が重要とされる。
- スローペース症候群
動作や反応が極端に遅く、集団生活や学習に支障をきたす子供の状態を指す俗称。
医学的な診断名ではないが、発達障害や性格、環境要因などが複合的に関与するとされる。
周囲の理解と、本人のペースに合わせた支援が必要とされる。
- スーパーウーマン症候群
仕事、家事、育児のすべてを完璧にこなそうとして、心身に過度な負担をかける状態。
責任感の強い女性に多く見られ、燃え尽き症候群や抑うつ状態に陥るリスクがある。
過度な期待や社会的プレッシャーが背景にあり、周囲の協力が不可欠である。
- セザリー症候群
皮膚の悪性リンパ腫である菌状息肉症が進行し、血液中に腫瘍細胞が現れる疾患。
全身の皮膚が赤くなる紅皮症や激しい痒み、リンパ節の腫れを特徴とする。
予後は比較的厳しく、化学療法や紫外線療法などの専門的な治療が行われる。
- セルトリ細胞遺残症候群
精巣内にセルトリ細胞のみが存在し、精子を作る精祖細胞が欠如している状態。
男性不妊症の原因の一つであり、無精子症として発見されることが多い。
染色体異常や放射線、薬物の影響などが原因と考えられているが、不明な点も多い。
- セロトニン症候群
脳内のセロトニン濃度が過剰になることで引き起こされる、潜在的に致死的な副作用。
抗うつ薬の多量服用や併用が原因となり、精神混乱、震え、発熱などの症状が現れる。
早期に原因薬剤を中止し、適切な対症療法を行うことが極めて重要である。
- センチメンタル症候群
感情が不安定になり、些細なことで感傷的になったり落ち込んだりする状態。
思春期の心理変化や、特定の季節や環境の変化に伴う一時的な情緒不安定を指すことが多い。
医学用語ではないが、若者の繊細な心理状態を表現する言葉として使われる。
- ソトス症候群
出生直後からの過成長と、特徴的な顔貌、精神発達の遅滞を伴う遺伝性疾患。
大頭症や尖った顎などが特徴で、小児期に身長が著しく伸びる。
多くは突然変異が原因であり、成長とともに過成長は落ち着く傾向にある。
- ターナー症候群
女性の染色体のうち、X染色体が1本欠けているか構造に異常がある先天性疾患。
低身長や卵巣機能不全を特徴とし、翼状頸などの外見的特徴を伴うこともある。
成長ホルモン療法や女性ホルモン補充療法により、生活の質の向上が図られる。
- ダウン症候群
21番染色体が通常より1本多いことで引き起こされる、最も頻度の高い染色体異常。
特徴的な顔貌、筋緊張の低下、知的発達の遅滞、心疾患などの合併症が見られる。
適切な療育や医療的支援により、社会の中で自立した生活を送る人が増えている。
- ダ・コスタ症候群
戦場などの極度のストレス下で、動悸や胸の痛みなどの心臓症状を訴える精神疾患。
身体的な異常は見られないが、不安や疲労が原因で心臓病に似た症状が現れる。
現代ではパニック障害や不安障害の一種として理解されている。
- ダーティハリー症候群
警察官などが正義感から、目的達成のために違法な手段や暴力を正当化してしまう心理状態。
映画『ダーティハリー』の主人公の行動に由来し、組織の規律を乱す要因となる。
過度なストレスや使命感の歪みが原因とされ、警察心理学などで言及される。
- チェディアック・東症候群
免疫細胞の機能異常により、感染を繰り返しやすくなる稀な遺伝性疾患。
白子症(アルビニズム)や神経障害を伴い、細胞内に巨大な顆粒が見られるのが特徴。
根本的な治療には造血幹細胞移植が必要であり、早期の対応が求められる。
- チャーハン症候群
作り置きのチャーハンやパスタなどで増殖したセレウス菌による食中毒の俗称。
加熱しても死滅しない耐熱性毒素により、激しい嘔吐や下痢を引き起こす。
室温で長時間放置された穀類加工品が主な原因であり、適切な冷蔵保存が推奨される。
- ティモシー症候群
心臓のQT延長症候群や自閉症、指の癒着などを特徴とする多系統の遺伝性疾患。
カルシウムチャネルの遺伝子変異が原因で、不整脈による突然死のリスクが高い。
非常に稀な疾患であり、循環器科や精神科などによる多角的な管理が必要である。
- テトラ・アメリア症候群
生まれつき四肢(両手両足)がすべて欠損している、極めて稀な先天性疾患。
肺の形成不全や顔面の異常、泌尿器系の障害などを伴うことが多い。
原因の多くはWNT3遺伝子の変異とされるが、生存して社会的に活躍する例も存在する。
- デュビン・ジョンソン症候群
体質性黄疸の一種で、肝細胞から胆汁への抱合型ビリルビンの排泄障害が原因。
自覚症状はほとんどないが、肝臓が黒色に変色(黒色肝)するのが特徴的である。
良性の経過をたどる遺伝性疾患であり、通常は特別な治療を必要としない。
- トリプルX症候群
女性の細胞内にX染色体が3本存在する染色体異常(47,XXX)。
多くの場合、外見上の異常や重篤な症状はなく、診断されずに過ごすことも多い。
高身長の傾向や、学習障害のリスクがわずかに高まることが知られている。
- トリーチャーコリンズ症候群
頬骨や顎の形成不全を特徴とする、顔面の先天性発育異常を伴う遺伝性疾患。
聴覚障害や呼吸困難を伴うことがあるが、知能の発達は通常通りであることが多い。
外科的手術や補聴器による長期的なケアが必要となる。
- トルーソー症候群
悪性腫瘍に伴って全身の血管内に血栓が生じやすくなる、遊走性血栓性静脈炎。
特に膵臓がんなどの腺がんで見られることが多く、がんの早期発見の契機となる。
腫瘍細胞が放出する物質が血液凝固系を活性化させることで発症する。
- トロサ・ハント症候群
海綿静脈洞の非特異的な炎症により、眼痛と眼筋麻痺を引き起こす疾患。
ステロイド治療が劇的に効果を示すことが特徴であり、診断の指標にもなる。
原因不明の頭痛や複視を伴い、再発を繰り返すこともある。
- ドラベ症候群
乳児期に発症する重症のてんかん性脳症で、多くはSCN1A遺伝子の変異が原因。
熱中症や入浴などの体温上昇で発作が誘発されやすく、発達の遅れを伴う。
難治性であるが、早期診断と適切な抗てんかん薬の選択が治療の鍵となる。
- ドリアン・グレイ症候群
若さや美しさに異常に執着し、老化を受け入れられずに心理的苦痛を感じる状態。
オスカー・ワイルドの小説の主人公が由来で、過度な整形手術を繰り返すこともある。
自己愛的な傾向が強く、加齢に伴う身体的変化を極端に恐れるのが特徴。
- ドレスラー症候群
心筋梗塞の発症から数週間後に、自己免疫反応によって生じる心膜炎。
発熱、胸痛、心膜摩擦音などの症状が現れ、ステロイドやNSAIDsが治療に用いられる。
心筋の損傷に対する遅延型の過敏反応と考えられている。
- ナイチンゲール症候群
看護師などのケア提供者が、担当する患者に対して恋愛感情を抱いてしまう心理状態。
献身的な世話をする中で、相手への支配欲や依存心が愛情と混同される現象を指す。
ポップカルチャーでよく使われる用語であり、正式な精神医学の診断名ではない。
- ヌーナン症候群
特徴的な顔貌、低身長、先天性心疾患などを主症状とする遺伝性疾患。
RAS/MAPKシグナル伝達経路の遺伝子変異が原因で起こる「RASオパチー」の一種。
症状の現れ方には個人差が大きく、多角的な診療が必要とされる。
- ネフローゼ症候群
尿に大量のタンパク質が漏れ出し、血液中のタンパク質が減少して全身に浮腫が生じる状態。
腎臓の糸球体にあるフィルター機能が壊れることで発症し、高度のむくみが特徴。
原因は多岐にわたり、ステロイドや免疫抑制剤による治療が行われる。
- ネルソン症候群
両側の副腎を摘出した後に、下垂体腫瘍が急速に増大し皮膚の色素沈着を伴う疾患。
副腎からのフィードバックがなくなることで、ACTHが過剰に分泌される。
クッシング病の治療後に発生することがあり、視野障害などを引き起こす。
- ハックルベリー・フィン症候群
義務を回避して放浪を繰り返す心理的傾向を指す用語。
幼少期の親の拒絶などが原因で、大人になっても責任から逃避する。
マーク・トウェインの小説の主人公にちなんで名付けられた。
- ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群
幼児期から全身の老化が異常に早く進行する稀な遺伝性疾患。
ラミンA遺伝子の変異により、異常タンパク質が細胞核に蓄積する。
平均寿命は10代半ばで、動脈硬化などの加齢症状が早期に現れる。
- ハバナ症候群
外国駐在の外交官らが訴えた、頭痛やめまいなどの原因不明の症状。
2016年にキューバで初報告され、音響兵器などの攻撃が疑われた。
米当局の調査では、外国勢力による攻撃の明確な証拠は見つかっていない。
- ハラーマン・ストライフ症候群
頭蓋顔面の異常や眼の疾患、低身長を特徴とする先天性疾患。
鳥のような顔貌、先天性白内障、毛髪の欠乏などが主な症状である。
原因遺伝子は特定されていないことが多く、対症療法が中心となる。
- ハンタウイルス肺症候群
ハンタウイルスによって引き起こされる、致死率の高い急性呼吸器疾患。
齧歯類の排泄物を介して感染し、急激な肺水腫や呼吸不全を呈する。
北米を中心に発生が見られ、有効なワクチンは確立されていない。
- ハンター・ラッセル症候群
有機水銀化合物の摂取によって引き起こされる中毒性神経疾患。
求心性視野狭窄、運動失調、構音障害の3つが主要な症状である。
水俣病の症状を記述する際の医学的基礎となった。
- ハーレクイン症候群
顔面や体の片側だけに発汗や紅潮が生じる自律神経系の異常。
運動や熱刺激に対し、交感神経の損傷がない側だけが反応し左右差が出る。
名称は、左右で色が異なる衣装を着た道化師アルレッキーノに由来する。
- バレ・リーウー症候群
頸椎の異常により自律神経が刺激され、頭痛やめまいなどが現れる疾患。
首の怪我や加齢による変形が原因で、交感神経の緊張が血流障害を招く。
診断が難しく、むち打ち症の後遺症として扱われることも多い。
- バーター症候群
腎臓のヘンレループにおける塩分再吸収の障害を主徴とする遺伝性疾患。
低カリウム血症や代謝性アルカローシス、多尿などの症状を引き起こす。
乳幼児期に発症することが多く、成長障害を伴う場合がある。
- パトウ症候群
13番染色体が3本あること(13トリソミー)によって生じる先天性疾患。
重度の知的障害や多指症、口唇口蓋裂などの身体的特徴を伴う。
予後は厳しく、多くの場合で生後早期に生命の維持が困難となる。
- パリ症候群
異国情緒への過度な期待と現実のギャップにより、精神的な不調を来す現象。
特にパリを訪れた日本人観光客に見られる適応障害の一種とされる。
カルチャーショックが深刻化したもので、幻覚や抑うつを伴う場合がある。
- パーキンソン症候群
震え、動作緩慢、筋固縮など、パーキンソン病に似た症状を呈する状態の総称。
脳血管障害や薬物の副作用、他の神経変性疾患など原因は多岐にわたる。
原因疾患を特定し、それに応じた治療を行うことが重要となる。
- ピーターパン♠症候群
大人としての責任を拒み、子供のような心理状態に留まろうとする男性を指す言葉。
心理学者のダン・カイリーが提唱し、社会に適応できない未熟な精神状態を批判的に描いた。
正式な精神疾患名ではないが、依存心が強く自己中心的な性格傾向を表す際に使われる。
- ピーターパン症候群
身体は大人になっても精神的に成熟せず、社会的な責任を回避しようとする心理傾向。
1980年代に提唱され、自立を拒む男性の心理的葛藤や対人関係の問題を説明した。
現代では性別を問わず、モラトリアムの長期化や大人になりきれない若者を指す。
- ファッキンニューガイ症候群
戦場や過酷な職場に新しく配属された新兵が、不慣れゆえに致命的なミスを犯す現象。
ベトナム戦争時の米軍で使われた俗語「FNG」に由来し、新人の生存率の低さを指す。
経験不足による不注意が、本人だけでなく周囲をも危険にさらすリスクを警告する言葉。
- ファンコーニ症候群
腎臓の近位尿細管の機能不全により、必要な物質が尿中に過剰に漏れ出す疾患。
アミノ酸、糖、リン酸、重炭酸などが再吸収されず、低リン血症や骨軟化症を引き起こす。
先天的な遺伝性疾患のほか、重金属中毒や薬剤の副作用などの後天的な原因でも発症する。
- フィッシャー症候群
ギラン・バレー症候群の亜型で、眼球運動障害、運動失調、腱反射消失を三徴とする。
先行する感染症の後に自己免疫反応が起き、末梢神経が障害されることで発症する。
多くの場合、数ヶ月以内に自然回復する予後良好な疾患として知られている。
- フィッツ・ヒュー・カーティス症候群
骨盤内炎症性疾患に伴い、肝臓の周囲に炎症が波及して癒着が生じる疾患。
主にクラミジアや淋菌の感染が原因で、右上の腹部に激しい痛みが生じるのが特徴。
肝表面に「バイオリンの弦」のような細い癒着が見られることが診断の決め手となる。
- フェルティ症候群
関節リウマチ、脾腫、白血球減少の3つの症状を併せ持つ稀な病態。
重度の関節破壊を伴うことが多く、感染症にかかりやすくなるリスクがある。
長期間関節リウマチを患っている患者の一部に発症する、自己免疫性の合併症。
- フライ症候群
食事の際、耳下腺付近の皮膚に発汗や赤ら顔が生じる神経再生の異常現象。
耳下腺手術などの後、唾液を出す神経が誤って汗腺や血管の神経とつながることで起きる。
「味覚性多汗症」とも呼ばれ、ボツリヌス療法などで症状を緩和させることが可能。
- ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
黄色ブドウ球菌の毒素により、全身の皮膚が火傷のように赤く腫れて剥離する疾患。
主に乳幼児に発症し、毒素が皮膚の細胞同士の結合を壊すことで水疱が生じる。
早期の抗菌薬治療により予後は良好だが、重症化すると脱水や二次感染の危険がある。
- ブラウン・セカール症候群
脊髄の右側または左側のみが損傷することで、左右で異なる麻痺や感覚障害が起きる状態。
損傷側では運動麻痺と深部感覚障害が、反対側では温痛覚障害が生じるのが特徴。
脊髄の神経伝導路が途中で交差するという解剖学的構造を反映した特異な病態。
- ブランド・ホワイト・ガーランド症候群
左冠状動脈が本来の場所ではなく、肺動脈から異常に起始する先天性の心疾患。
心筋に酸素の少ない血液が流れるため、乳児期に心不全や心筋虚血を引き起こす。
早期の診断と、冠状動脈を大動脈へ植え替える外科的手術が必要となる。
- ブルガダ症候群
心臓の構造に異常はないが、心電図に特徴的な波形が現れ、突然死のリスクがある疾患。
睡眠中などに致死的な不整脈(心室細動)を引き起こし、働き盛りの男性に多い。
アジア人に多く見られ、植え込み型除細動器(ICD)による予防が有効な対策となる。
- ブルンナー症候群
MAOA遺伝子の欠損により、攻撃的な行動や軽度の知的障害が生じる稀な遺伝性疾患。
脳内の神経伝達物質が正常に分解されず、感情のコントロールが困難になる。
遺伝子と犯罪行動の関連性を巡る倫理的・法的な議論の対象となったことでも知られる。
- プラダー・ウィリー症候群
15番染色体の異常によって引き起こされる先天的な遺伝性疾患。
筋緊張の低下、性腺機能不全、および過食による肥満が主な特徴である。
知的障害や特有の行動特性を伴い、生涯にわたる生活管理を必要とする。
- プルーンベリー症候群
腹壁筋肉の欠損、尿路異常、停留精巣を三徴とする先天性疾患。
腹部の皮膚がしわ寄り、乾燥したプルーンのように見えることから命名された。
泌尿器系の合併症管理が重要で、必要に応じて外科的治療が行われる。
- プロテウス症候群
骨や皮膚、組織が非対称かつ過剰に増殖する極めて稀な遺伝性疾患。
出生時は正常だが、幼児期から特定の部位が急速に肥大し始めるのが特徴。
映画「エレファント・マン」のモデルの疾患であったと考えられている。
- ヘヴンズ・ドア 殺人症候群
曽根圭介による、脳腫瘍と特殊能力をテーマにした日本のミステリー小説。
脳に腫瘍ができることで、他者の死期が見えるようになる架空の症状を描く。
死の宣告を受けた人々の心理と、それにまつわる事件を綴った連作短編集。
- ベルセルク・ラマ症候群
人間に育てられたラマが、人間を同族と見なして攻撃的になる行動異常。
成長後に縄張り意識や優位性を誇示するため、体当たりや噛みつきを行う。
適切な距離を保った飼育の重要性を啓発する際に言及される現象である。
- ベルナール・スリエ症候群
血小板の粘着に不可欠な受容体が欠損する、稀な遺伝性出血性疾患。
血小板が巨大化し、数が減少する「巨大血小板症」を特徴とする。
軽微な怪我でも出血が止まりにくく、手術の際には厳重な管理を要する。
- ベンゾジアゼピン離脱症候群
ベンゾジアゼピン系薬物の服用を急に中断した際に現れる一連の症状。
不安、不眠、震え、重症な場合には痙攣や幻覚を引き起こすことがある。
依存形成を防ぐため、減薬は医師の指導のもと徐々に行う必要がある。
- ペットボトル症候群
清涼飲料水の過剰摂取により引き起こされる急性の糖尿病状態。
大量の糖分摂取で高血糖になり、著しい喉の渇きからさらに飲料を飲む悪循環に陥る。
重症化すると意識障害や昏睡を招く恐れがあり、生活習慣の改善が不可欠である。
- ペットロス症候群
愛玩動物との死別や失踪をきっかけに生じる、心身の不調や深い悲しみ。
不眠、食欲不振、抑うつ状態など、日常生活に支障をきたす症状が現れる。
ペットを家族の一員と見なす現代社会において、適切な心のケアが必要とされている。
- ホルネル症候群
交感神経系の障害により、眼瞼下垂、瞳孔縮小、無汗症などが現れる状態。
肺がんや頸部損傷などが原因で、神経伝達が遮断されることで起こる。
特定の疾患そのものではなく、背後に潜む重大な病気を示唆する重要なサインとなる。
- ポイツ・ジェガーズ症候群
消化管の多発性ポリープと、口唇や指先の色素沈着を特徴とする遺伝性疾患。
ポリープ自体は良性が多いが、癌化のリスクが高いため定期的な検査が必要。
STK11遺伝子の変異が原因であることが解明されている。
- ポスナーシュロスマン症候群
片眼性の軽微な虹彩炎を伴い、発作的に眼圧が著しく上昇する疾患。
発作は数日から数週間で自然に軽快するが、再発を繰り返す特徴がある。
緑内障性視神経障害を来すことは稀だが、発作時の眼圧管理が行われる。
- ポッター症候群
胎児の腎形成不全などにより羊水過少となり、特徴的な外貌や肺低形成を来す状態。
羊水による圧迫がないために、顔面の平坦化や四肢の奇形が生じる。
出生後の予後は非常に厳しく、多くは呼吸不全により死に至る。
- ポリアンナ症候群
直面した問題の否定的な側面を見ず、楽天的な部分だけを見て現実逃避する状態。
過度な楽観主義により、必要な対策や危機管理を怠るリスクを伴う。
児童文学『少女パレアナ』の主人公の性格に由来する俗称。
- ポリオ後症候群
ポリオ(急性灰白髄炎)の回復から数十年後に、再び筋力低下や疲労が現れる疾患。
かつて破壊された運動ニューロンの過負荷が原因と考えられている。
新たな麻痺や痛みにより、日常生活に再び支障を来す場合がある。
- ポーランド症候群
片側の胸筋の欠損と、同側の手指の短指・合指症を特徴とする先天性奇形。
原因は不明だが、胎児期の鎖骨下動脈の血流障害が関与していると考えられている。
外見上の左右差が主な問題となり、必要に応じて形成外科的治療が行われる。
- マルシリ症候群
痛覚をほとんど感じない、極めて稀な遺伝性の無痛症。
特定の遺伝子変異により、熱や骨折などの痛みに対する感受性が著しく低い。
イタリアの一家族で発見され、痛みのメカニズム解明の鍵として注目されている。
- マルファン症候群
全身の結合組織が弱くなる遺伝性の疾患。
高身長、長い指、大動脈解離や水晶体脱臼などの症状が特徴である。
フィブリリン1遺伝子の変異が原因であり、早期発見と定期的な経過観察が重要となる。
- マロリー・ワイス症候群
激しい嘔吐により食道と胃の接合部の粘膜が裂け、吐血する疾患。
飲酒後の嘔吐が原因となることが多く、上部消化管出血の主要な原因の一つ。
多くは安静や内視鏡的止血術により良好な経過をたどる。
- ミトコンドリアDNA枯渇症候群
細胞内のミトコンドリアDNA量が著しく減少する、重篤な遺伝性疾患。
エネルギー産生が不十分となり、筋力低下や肝不全、脳症などの多様な症状を呈する。
原因遺伝子は多岐にわたり、根本的な治療法の開発が急がれている。
- ミュラー管遺残症候群
男性において、通常は退化するはずのミュラー管が残る疾患。
抗ミュラー管ホルモンの欠損や受容体の異常により、子宮や卵管が形成される。
外性器は男性型だが、精巣降下不全や鼠径ヘルニアをきっかけに発見されることが多い。
- ミュンヒハウゼン症候群
周囲の関心を引くために、病気を捏造したり自傷行為を繰り返したりする精神疾患。
虚偽の症状を訴えて入退院を繰り返し、不必要な検査や手術を求めることが特徴である。
本人の承認欲求や孤独感が背景にあると考えられ、適切な精神医学的支援が必要となる。
- ミリッツィ症候群
胆嚢管に詰まった結石が総肝管を圧迫し、閉塞性黄疸を引き起こす疾患。
胆嚢の炎症が周囲に波及し、胆嚢と胆管の間に瘻孔を形成することもある。
胆嚢摘出術が必要となるが、手術難易度が高く慎重な対応が求められる。
- ミルク・アルカリ症候群
カルシウムとアルカリ性物質の過剰摂取により、高カルシウム血症や腎不全を招く疾患。
かつて胃潰瘍の治療で牛乳と重曹を併用した際に多く見られた。
現在はサプリメントの過剰摂取が原因となることがあり、注意喚起がなされている。
- ミーンワールド症候群
テレビなどのメディアで暴力的な内容を視聴し続けることで、世界を実際より危険だと信じ込む現象。
他者への不信感や恐怖心が増大し、社会的な不安を抱きやすくなる。
コミュニケーション学者のジョージ・ガーブナーによって提唱された。
- メビウス症候群
先天的に顔面神経や外転神経が麻痺し、表情を作ることや目を動かすことが困難な疾患。
無表情や閉眼不全、斜視などの症状が特徴である。
原因は不明な点が多いが、脳幹の神経核の発育不全が関与していると考えられている。
- メンデルソン症候群
麻酔導入時などに胃内容物を誤嚥し、強い酸性物質により化学性肺炎を引き起こす疾患。
重篤な呼吸不全を招く恐れがあり、緊急手術や産科麻酔において特に警戒される。
術前の絶飲食の徹底や、迅速導入法などの予防策が極めて重要である。
- ヤング症候群
慢性的な副鼻腔炎や気管支炎と、閉塞性無精子症を併発する稀な疾患。
精巣網や副精巣での精子の輸送が障害されることが原因と考えられている。
嚢胞性線維症と似た症状を呈するが、膵機能は正常であり遺伝的背景も異なる。
- ライ症候群
インフルエンザなどのウイルス感染症に続いて、急性脳症と肝臓の脂肪変性を引き起こす疾患。
小児において、発熱時にアスピリンを服用した後に発症するリスクが高いことが知られている。
現在は小児へのアスピリン使用が制限されており、発症数は激減している。
- ラムゼイ・ハント症候群
帯状疱疹ウイルスが顔面神経に再活性化することで生じる病気である。
顔面麻痺、耳の痛み、水疱形成が主な症状である。
早期診断と抗ウイルス薬による治療が重要となる。
- ランス・アダムス症候群
低酸素脳症後に生じるミオクローヌス(不随意運動)を特徴とする症候群である。
心肺蘇生後の患者に多く見られ、意識障害を伴うことがある。
治療は対症療法が中心で、予後は原因となる脳損傷の程度による。
- ランチメイト症候群
職場の昼食時などに、人間関係のストレスから食欲不振になる状態を指す。
周囲の視線や会話への過度な意識が原因とされる。
精神的な負担が大きく、社会生活に影響を及ぼすことがある。
- ランバート・イートン症候群
神経筋接合部の機能障害により筋力低下をきたす自己免疫疾患である。
多くは肺がんなどの悪性腫瘍に合併して発症する。
特に下肢の筋力低下や自律神経症状が見られる。
- リドル症候群
腎臓の集合管におけるナトリウムチャネルの過剰な活性化によって高血圧をきたす遺伝性疾患である。
低カリウム血症と代謝性アルカローシスを伴うことが多い。
ナトリウム摂取制限やカリウム保持性利尿薬で治療される。
- リフィーディング症候群
長期間の栄養不良状態にある患者が急激に栄養補給された際に起こる代謝異常である。
電解質バランスの崩壊やビタミン欠乏により、心不全などの重篤な症状を呈する。
慎重な栄養管理と電解質補正が不可欠である。
- リマ症候群
人質が犯人に共感したり、同情したりする心理現象を指す。
ストックホルム症候群と類似するが、犯人が人質に共感するケースを指すこともある。
誘拐事件や監禁事件などで見られることがある。
- リーキーガット症候群
腸管壁の透過性が亢進し、未消化物や毒素が体内へ漏れ出すとされる状態である。
アレルギーや自己免疫疾患など、様々な健康問題との関連が提唱されている。
医学的な診断基準や治療法は確立されておらず、議論の対象となっている。
- レチノイン酸症候群
急性前骨髄球性白血病の治療中に発生する重篤な合併症。
分化誘導療法により白血球が急増し、肺浮腫や呼吸不全を引き起こす。
早期のステロイド投与による管理が救命のために極めて重要。
- レッシュ・ナイハン症候群
プリン代謝の異常により、高尿酸血症や自傷行為を呈する遺伝性疾患。
HGPRT酵素の欠損が原因で、X連鎖劣性遺伝形式をとる。
精神発達遅滞や不随意運動を伴い、生涯にわたる管理が必要。
- レット症候群
主に女児に発症し、知能や運動機能の退行を特徴とする神経発達障害。
MECP2遺伝子の変異が主な原因であり、手もみ動作などの特異的症状がある。
一度獲得した言葉や手の機能が失われるため、早期の支援が求められる。
- レノックス・ガストー症候群
幼児期に発症する難治性のてんかん症候群。
多彩な発作、特徴的な脳波、精神発達の遅滞を三徴とする。
既存の抗てんかん薬が効きにくく、包括的な治療アプローチが必要。
- レフラー症候群
肺に一過性の浸潤影が現れ、末梢血中の好酸球が増加する疾患。
寄生虫感染や薬剤に対するアレルギー反応が主な原因とされる。
症状は比較的軽く、多くは数週間以内に自然に改善する。
- レミエール症候群
咽頭炎に続いて内頸静脈の血栓性静脈炎と敗血症を引き起こす疾患。
主に嫌気性菌のフソバクテリウム・ネクロフォーラムによって生じる。
若年者に多く、肺などへの転移性膿瘍を伴う重症感染症。
- ロコモティブ症候群
運動器の障害により、移動機能が低下して介護が必要になるリスクが高い状態である。
骨、関節、筋肉などの衰えが原因となり、歩行困難や転倒を招きやすくなる。
高齢化社会において、健康寿命を延ばすための予防と対策が重要視されている。
- ロスムンド・トムソン症候群
皮膚の萎縮や色素沈着、低身長、骨の異常などを特徴とする稀な遺伝性疾患である。
RECQL4遺伝子の変異が原因で起こり、若年性白内障や癌の発症率が高まる。
乳児期に頬の紅斑から始まることが多く、多系統にわたる症状を呈する。
- ローター症候群
体質性黄疸の一種で、血液中の直接ビリルビンが増加する遺伝性疾患である。
肝細胞でのビリルビンの取り込みや排泄に障害があるが、予後は極めて良好である。
自覚症状はほとんどなく、健康診断などで偶然発見されることが多い。
- ワールデンブルグ症候群
難聴と、虹彩や毛髪などの色素異常を特徴とする遺伝性の疾患である。
内耳や色素細胞の形成に関わる神経堤細胞の発生異常が原因とされる。
瞳の色が左右で異なる虹彩異色症(オッドアイ)を伴うことがある。
- 上気道咳嗽症候群
鼻水が喉に流れる「後鼻漏」などが原因で、慢性的な咳が出る状態。
以前は「後鼻漏症候群」と呼ばれていたが、概念が整理された。
副鼻腔炎や鼻炎に伴うことが多く、鼻の治療で咳が改善する。
- 上腸間膜動脈症候群
十二指腸が上腸間膜動脈と腹部大動脈に挟まれて閉塞する疾患。
急激な体重減少などにより、動脈間の脂肪クッションが減ることで起こる。
食後の腹痛、膨満感、嘔吐が主な症状で、食事療法や手術が検討される。
- 不均衡症候群
透析治療の開始初期や終了直後に現れる、頭痛や吐き気などの症状。
血液中の老廃物が急激に除去され、脳の浸透圧バランスが崩れることで起こる。
透析効率の調整や薬剤投与により、症状の緩和と予防が行われる。
- 不思議の国のアリス症候群
自分の体や周囲の物体が、実際より大きく、または小さく見える症状。
時間の経過が遅く感じられたり、空間が歪んで見えたりすることもある。
偏頭痛の前兆や、子供のウイルス感染に伴って一時的に現れることが多い。
- 中東呼吸器症候群
MERSコロナウイルスによって引き起こされる、重症の呼吸器感染症。
ヒトコブラクダがウイルスの中間宿主であると考えられている。
高い致死率が特徴であり、中東地域を中心に散発的な流行が見られる。
- 中華料理店症候群
中華料理を食べた後に、頭痛や顔面の紅潮などの症状が出るとされた現象。
かつては調味料のグルタミン酸ナトリウム(MSG)が原因と疑われた。
後の科学的調査ではMSGとの因果関係は否定されており、俗説とされる。
- 中間子症候群
兄弟姉妹の中で、上と下に挟まれた子供が抱きやすい心理的葛藤。
親の関心が上下に分散しやすいため、愛情不足や疎外感を感じることがある。
自立心が強くなる一方で、周囲の顔色を伺う傾向が出るとも言われる。
- 主人在宅ストレス症候群
定年退職などで夫がずっと家にいることで、妻が心身の不調をきたす状態。
生活リズムの変化や、夫からの過度な干渉がストレスの原因となる。
日本の熟年夫婦の間で社会問題として注目されるようになった。
- 乳幼児突然死症候群
それまで元気だった赤ちゃんが、睡眠中に予兆なく亡くなってしまう疾患。
窒息などの事故とは異なり、原因は完全には解明されていない。
仰向け寝の徹底や禁煙により、発症率を下げられることが分かっている。
- 亀頭機能不全症候群
勃起時に陰茎体部は硬くなるが、亀頭部が十分に硬くならない状態。
性交時の挿入困難や、満足度の低下を引き起こす原因となる。
血管障害や神経の問題、過去の手術の影響などが要因として考えられる。
- 代理ミュンヒハウゼン症候群
養育者が周囲の関心を引くため、被介護者に病気を捏造したり負わせたりする疾患。
精神疾患の一種であり、被介護者に対する深刻な虐待行為(児童虐待など)とされる。
早期発見と介入が不可欠であり、医療・福祉・司法の緊密な連携が求められる。
- 偽性クッシング症候群
クッシング症候群と同様の症状を示すが、腫瘍などの直接的な原因がない状態。
過度の飲酒、重度のうつ病、極端な肥満などによってコルチゾールが上昇する。
原因となる生活習慣や精神疾患を改善することで、症状が消失するのが特徴である。
- 傍腫瘍性神経症候群
癌に対する免疫反応が、誤って自己の神経組織を攻撃することで生じる神経障害。
癌の転移や浸潤による直接的な破壊ではなく、遠隔効果として現れるのが特徴。
癌の早期発見の契機となることがあり、迅速な診断と治療が求められる。
- 先天性中枢性肺胞低換気症候群
睡眠中に自律的な呼吸制御ができなくなる、遺伝子変異を原因とする希少疾患。
別名「オンディーヌの呪い」と呼ばれ、重症の場合は生涯の人工呼吸器管理を要する。
PHOX2B遺伝子の変異が主な原因であり、早期の呼吸管理が生存に直結する。
- 先天性風疹症候群
妊娠初期の女性が風疹に感染することで、胎児に引き起こされる一連の障害。
難聴、白内障、先天性心疾患が三大症状であり、一生続く障害となることが多い。
ワクチン接種による予防が唯一の対策であり、社会全体の免疫維持が重要である。
- 兎の口症候群
先天的に上唇が割れている状態を指す俗称であり、医学的には口唇裂と呼ばれる。
胎児期の顔面の形成不全によって生じ、見た目や授乳、発音に影響が出ることがある。
現代では生後早期からの手術によって、機能的・審美的に良好な修復が可能である。
- 全身性炎症反応症候群
感染症や外傷など、様々な侵襲に対して全身に強い炎症反応が起きている状態。
体温、心拍数、呼吸数、白血球数の異常に基づき診断され、臓器不全を招く恐れがある。
敗血症の概念の基礎となった指標であり、救急・集中治療領域で重要視される。
- 円回内筋症候群
肘付近で正中神経が円回内筋に圧迫され、手や指に痛みや痺れが生じる疾患。
前腕の過度な回内動作の繰り返しが原因となり、握力の低下などを引き起こす。
手根管症候群と症状が似ているが、圧迫部位が異なるため正確な鑑別が必要である。
- 前皮神経絞扼症候群
腹壁を通る皮神経が筋肉などで圧迫され、腹部に鋭い痛みが生じる疾患。
内臓疾患と誤認されやすく、慢性的な腹痛の原因として見落とされることが多い。
局所麻酔薬の注入による診断的治療が有効であり、ACNESとも呼ばれる。
- 前胸部キャッチ症候群
若年者に多く見られる、呼吸時に胸に刺すような鋭い痛みが生じる良性の状態。
数秒から数分で自然に消失し、心臓や肺の疾患とは無関係であるのが特徴。
原因は不明だが無害であり、特別な治療を必要としないことがほとんどである。
- 前頭葉類似症候群
前頭葉の損傷はないが、前頭葉機能障害と似た症状(意欲低下や脱抑制)を示す状態。
視床や基底核などの損傷によって、前頭葉とのネットワークが遮断されることで起きる。
認知機能や性格の変化を伴い、リハビリテーションやケアの対象となる。
- 副鼻腔気管支症候群
慢性副鼻腔炎と慢性気管支炎などの下気道疾患が合併した病態のこと。
鼻汁、咳、痰が持続し、上下気道が連動して炎症を起こすのが特徴である。
びまん性汎細気管支炎との関連が深く、マクロライド系抗菌薬の長期投与が有効。
- 南の島症候群
都会の喧騒を離れ、南の島でのんびり暮らしたいという強い願望や空想に耽る状態。
過労やストレスによる燃え尽き症候群の一種として、現実逃避の心理を指すことが多い。
メンタルヘルスの文脈で、休息の必要性やライフスタイルの再考を促す徴候とされる。
- 卵巣過剰刺激症候群
排卵誘発剤の使用により、卵巣が過剰に反応して腫れや腹水が生じる合併症。
不妊治療中に発生することがあり、重症化すると血栓症や呼吸不全を招く恐れがある。
適切な薬剤管理とモニタリングによる予防が、安全な生殖医療において不可欠である。
- 原発性免疫不全症候群
生まれつき免疫系のいずれかの部分に欠陥がある疾患の総称。
遺伝的な要因により、細菌やウイルスに対する抵抗力が極端に低下する。
繰り返す感染症が特徴で、早期発見と適切な免疫補充療法が重要となる。
- 双胎間輸血症候群
一絨毛膜双胎において、胎盤内の血管吻合を介して血液移動の不均衡が生じる疾患。
一方が供血児となり貧血や発育不全に、他方が受血児となり多血や心不全を来す。
重症化すると両児の生命に関わるため、レーザー治療などが行われる。
- 口腔アレルギー症候群
特定の果物や野菜を食べた直後に、口の中に痒みや腫れが生じるアレルギー反応。
花粉症患者に多く見られ、花粉と食物のタンパク質構造が似ているために起こる。
重症化するとアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もある。
- 可逆性脳血管攣縮症候群
脳の血管が一時的に広範囲で収縮し、激しい頭痛を引き起こす疾患。
雷鳴頭痛と呼ばれる突発的な激痛が特徴で、脳出血や脳梗塞を合併することもある。
多くの場合、数週間から数ヶ月で血管の状態は自然に正常化する。
- 同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
2010年にテレビ朝日系列で放送された、黒木瞳主演の連続テレビドラマ。
30年ぶりに再会した中学時代の同級生たちが、禁断の恋に落ちていく姿を描く。
大人たちの葛藤や純愛をテーマにし、当時の視聴者の間で話題となった。
- 周期性嘔吐症候群
激しい嘔吐の発作を周期的に繰り返す、原因不明の疾患。
小児に多く見られるが、成人が発症することもあり、発作以外は健康である。
ストレスや感染が引き金となることが多く、片頭痛との関連も指摘されている。
- 外傷性頸部症候群
追突事故などで首が強く振られ、頸部の筋肉や靭帯が損傷する疾患。
一般に「むち打ち症」と呼ばれ、首の痛み、頭痛、めまいなどの症状が現れる。
画像診断で異常が見つかりにくいことも多く、適切な安静とリハビリが必要となる。
- 外国語様アクセント症候群
脳損傷などの後に、母国語を話しているのに外国語のようなアクセントになる稀な疾患。
発話のイントネーションやリズムが変化し、周囲に特定の外国出身者のように聞こえる。
言語機能そのものは保たれていることが多く、リハビリテーションが行われる。
- 多嚢胞性卵巣症候群
卵巣で多くの卵胞が発育途中のまま留まり、排卵が阻害される内分泌疾患。
月経異常、不妊、多毛、肥満などの症状が見られ、インスリン抵抗性との関連も指摘される。
生殖年齢の女性に多く、排卵誘発剤による治療や生活習慣の改善が行われる。
- 多発性黒子を伴うヌーナン症候群
全身に多数の黒子が生じ、心疾患や骨格異常などを伴う遺伝性疾患。
かつてはLEOPARD症候群と呼ばれ、PTPN11などの遺伝子変異が原因で起こる。
皮膚症状のほか、難聴や成長障害が見られることもあり、多角的な診療が必要となる。
- 夜間摂食症候群
夕食後の過食や、夜中に目が覚めて食べてしまう行動を繰り返す摂食障害の一種。
朝の食欲不振や不眠を伴うことが多く、本人の意志とは無関係に食行動が制御できなくなる。
ストレスや体内時計の乱れが原因とされ、カウンセリングや薬物療法が行われる。
- 大田原症候群
乳幼児期に発症する、極めて重症なてんかん性脳症の一種。
生後3ヶ月以内に発症し、頻発する強直けいれんと脳波の特異なパターンが特徴である。
発達予後は不良であることが多く、早期の診断と専門的な治療が試みられる。
- 失外套症候群
大脳皮質の広範な損傷により、意識はあるが自発的な活動が失われた状態。
眼球で物を追うなどの反射は見られるが、思考や感情に基づいた行動や発語はできない。
遷延性意識障害の一種であり、手厚い介護とリハビリが継続される。
- 奇形症候群
複数の先天的な形態異常が、特定の原因によって組み合わさって生じる病態。
遺伝子異常、染色体異常、または妊娠中の有害物質への曝露などが原因となる。
個々の症状への対応とともに、全体的な療育支援が必要となる。
- 女子妄想症候群
紺野キタによる日本の漫画作品。
女子高生たちの日常や、彼女たちが抱く独特の妄想や恋愛観をコミカルかつ繊細に描く。
思春期特有の自意識や友人関係の機微が表現されており、多くの読者の共感を得た。
- 妊娠高血圧症候群
妊娠時に高血圧を発症、あるいは高血圧に蛋白尿などを伴う疾患の総称。
母体の臓器障害や胎児の発育不全などの重篤な合併症を引き起こすリスクがある。
かつては妊娠中毒症と呼ばれ、安静や食事療法、血圧管理が治療の基本となる。
- 学生症候群
期限が迫るまで課題や仕事に取り掛かろうとしない、人間の心理的な傾向。
心理学者のエリヤフ・ゴールドラットが提唱し、余裕があっても結局最後に慌てる現象を指す。
プロジェクト管理において、スケジュールの遅延を招く主要な要因の一つとされる。
- 宗教的トラウマ症候群
権威主義的な宗教環境からの離脱や、教義による抑圧によって生じる心理的苦痛。
深刻な不安、うつ、社会適応の困難、自己肯定感の喪失などの症状が長期にわたって続く。
カルト宗教の脱会者などに見られ、専門的な心理ケアやサポートが必要とされる。
- 文化依存症候群
特定の文化圏や地域においてのみ見られる特異な精神疾患や行動パターンの総称である。
その社会特有の価値観や信仰、生活習慣が発症や症状の形成に深く関与している。
東南アジアのラターや日本の対人恐怖症などが代表例として知られている。
- 斜角筋症候群
首の筋肉である斜角筋が神経や血管を圧迫し、腕のしびれや痛みを生じる疾患である。
胸郭出口症候群の一種であり、なで肩の女性や重い荷物を持つ習慣がある人に多く見られる。
ストレッチによる筋肉の弛緩や、姿勢の改善、重症の場合は手術による治療が行われる。
- 新生児呼吸窮迫症候群
肺の表面活性物質が不足しているために、出生直後の新生児が呼吸困難に陥る疾患である。
肺胞が十分に膨らまずにつぶれてしまうことが原因で、特に早産児において発症率が高い。
人工サーファクタントの投与や人工呼吸器による管理によって治療が行われる。
- 施設症候群
長期間にわたって病院や施設に収容されることで、自発性や社会性が失われる状態である。
単調な生活環境や過度な管理が原因となり、外部世界への適応能力が低下する。
精神科病院の開放化や地域移行支援など、脱施設化を進める議論の根拠となっている。
- 早期再分極症候群
心電図上でJ波と呼ばれる特徴的な波形が見られ、心室細動のリスクを伴う状態である。
かつては健康な若者に見られる無害な所見とされていたが、突然死との関連が指摘されている。
家族歴がある場合や失神を経験した場合には、植込み型除細動器による対策が検討される。
- 月経前症候群
月経の数日前から始まる、イライラや腹痛などの心身の不快な症状の総称である。
ホルモンバランスの変化が原因と考えられており、月経の開始とともに症状が消失するのが特徴である。
生活習慣の改善や薬物療法が行われ、症状が重い場合はPMDDと診断される。
- 梨状筋症候群
お尻の奥にある梨状筋が坐骨神経を圧迫し、足の痛みやしびれを引き起こす疾患である。
長時間のデスクワークやスポーツによる筋肉の酷使、解剖学的な個体差が原因となる。
椎間板ヘルニアと症状が似ているが、お尻のストレッチや注射によって改善することが多い。
- 機能性身体症候群
検査で明らかな異常が見つからないにもかかわらず、痛みや疲労などの身体症状が続く状態である。
過敏性腸症候群や線維筋痛症、慢性疲労症候群などがこの概念に含まれる。
心理的ストレスや神経系の過敏性が関与していると考えられ、多角的なアプローチによる治療が行われる。
- 歌舞伎症候群
特徴的な顔貌や骨格の異常、知的障害などを伴う遺伝性の疾患である。
下眼瞼の外反が歌舞伎の化粧に似ていることから、日本の医師によって命名された。
原因遺伝子の変異が特定されており、早期からの療育や合併症への適切な対応が重要となる。
- 正中弓状靭帯圧迫症候群
横隔膜の靭帯が腹腔動脈を圧迫することで、食後の腹痛や体重減少を引き起こす疾患である。
呼吸や姿勢の変化によって圧迫の程度が変わり、診断には血管造影や超音波検査が用いられる。
症状が重篤な場合には、手術によって靭帯を切離し、血流を改善する治療が行われる。
- 毒素性ショック症候群
黄色ブドウ球菌などが産生する毒素によって、急激な血圧低下や多臓器不全に陥る疾患である。
高熱、発疹、嘔吐などの症状が突発的に現れ、重症化すると生命の危険を伴う。
生理用タンポンの長時間使用などが原因となることが知られており、迅速な集中治療が必要である。
- 毛細血管漏出症候群
毛細血管から血漿成分が周囲の組織へ異常に漏れ出し、全身に浮腫や低血圧を引き起こす疾患である。
血管透過性が急激に亢進することが原因で、ショック状態に陥り命に関わることもある。
特定の薬剤の副作用や感染症、あるいは原因不明のケースがあり、慎重な全身管理を要する。
- 洞不全症候群
心臓の脈拍を司る「洞結節」の機能が低下し、徐脈を引き起こす病態。
めまいや失神、息切れなどの症状が現れ、心不全の原因にもなり得る。
症状が重い場合には、心臓ペースメーカーの植込み手術が検討される。
- 湾岸戦争症候群
1991年の湾岸戦争に従軍した兵士たちに見られる、原因不明の体調不良の総称。
疲労感、関節痛、記憶障害など多岐にわたる症状が報告されている。
化学兵器や予防接種、劣化ウラン弾の影響など、様々な要因が推測されている。
- 溶血性尿毒症症候群
溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全を三徴とする重篤な疾患。
腸管出血性大腸菌が出すベロ毒素による感染症の合併症として知られる。
乳幼児や高齢者に多く、早期の適切な治療と透析管理が必要となる場合がある。
- 無為症候群
意欲が著しく低下し、何に対しても関心を示さなくなる精神状態のこと。
大麻などの薬物乱用の後遺症や、統合失調症の陰性症状として見られることが多い。
社会生活への適応が困難になり、引きこもり状態に陥る原因の一つとなる。
- 燃え尽き症候群
献身的に働いていた人が、心身の極度の疲労により意欲を失い社会適応できなくなる状態。
バーンアウトとも呼ばれ、対人サービス職や完璧主義的な性格の人に多く見られる。
情緒的消耗感や脱人格化が特徴で、うつ病へ移行するリスクも高い。
- 爆音少女症候群
バイクを題材とした漫画『ばくおん!!』に由来する、バイクへの過度な執着を示す俗称。
作品のファンが作中のキャラクターや世界観に影響され、バイクライフを謳歌する様子を指す。
公式な医学的疾患ではなく、サブカルチャーにおける愛好家たちの自虐的な表現である。
- 片親引き離し症候群
離婚などの際、同居親が子供に他方の親への憎しみを植え付け、関係を断絶させる状態。
子供が一方的に別居親を拒絶するようになり、心理的な葛藤や発達への悪影響が懸念される。
児童虐待の一種とみなす見解もあり、法整備や面会交流のあり方が議論されている。
- 独我論症候群
自分自身の意識以外は存在しない、あるいは証明できないという哲学的不安に陥る状態。
宇宙に自分一人しかいないような感覚や、現実感の喪失を伴う精神的な危機を指す。
SF作品の設定や、長期の隔離状態に置かれた個人の心理描写などで用いられる。
- 猫娘症候群
創作物において、人間が猫のような耳や尻尾を持ち、猫のような言動をとる架空の病態。
ライトノベルやアニメなどのサブカルチャーにおける萌え属性や設定の一つとして定着している。
現実の疾患ではなく、ファンタジーやコメディの文脈で楽しむための概念である。
- 猫後天性免疫不全症候群
猫免疫不全ウイルスへの感染により、免疫機能が徐々に低下していく疾患。
猫エイズとも呼ばれ、主に喧嘩による噛み傷から唾液を介して感染が広がる。
発症すると口内炎や日和見感染症を繰り返し、最終的には死に至ることもある。
- 生着症候群
造血幹細胞移植の後、移植した細胞が根付く時期に起こる全身性の炎症反応。
発熱、発疹、肺水腫などの症状が現れ、過剰なサイトカイン放出が原因とされる。
早期にステロイド治療を行うことでコントロール可能だが、重症化には注意が必要である。
- 田村ゆかりの乙女心♡症候群
声優の田村ゆかりがパーソナリティを務める、文化放送のラジオ番組。
2017年から放送されており、彼女の独特なトークやリスナーとの交流が人気を博している。
番組独自のコーナーや、彼女の楽曲紹介などを通じてファンに親しまれている。
- 白衣性恋愛症候群
工画堂スタジオから発売された、看護師の世界を舞台としたアドベンチャーゲーム。
新人看護師の主人公が、仕事や恋を通じて成長していく姿を描いた作品である。
医療現場のリアリティと、女性同士の繊細な感情描写が特徴となっている。
- 睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病態のこと。
激しいいびきや日中の強い眠気を引き起こし、高血圧や心疾患のリスクを高める。
肥満による気道の閉塞が主な原因であり、CPAP療法などの治療が行われる。
- 睡眠相前進症候群
理想的な時刻よりも、数時間早く眠くなり目が覚めてしまう概日リズム睡眠障害。
夕方から激しい眠気に襲われ、早朝に覚醒してしまうため、夜間の社会活動に支障をきたす。
高齢者に多く見られる傾向があり、光療法などでリズムを調整する場合がある。
- 睡眠相後退症候群
就寝時刻と起床時刻が極端に遅くなり、社会生活に望ましい時間帯に起きられない障害。
深夜まで眠れず、昼前や午後にならないと目が覚めないため、遅刻や不登校の原因となる。
思春期から青年期に多く、体内時計の調整が困難な状態である。
- 短腸症候群
手術などにより小腸を大量に切除した結果、栄養や水分の吸収が不十分になる状態。
下痢や体重減少、栄養失調を引き起こし、重症の場合は点滴による栄養補給が不可欠となる。
残った腸の適応能力を高める治療や、食事療法の工夫が重要である。
- 空の巣症候群
子供が自立して家を離れた後、親が喪失感や孤独感、虚脱感に陥る精神的な状態。
特に子育てを生活の中心に据えてきた母親に多く見られ、うつ状態を伴うこともある。
人生の転換期における適応障害の一種であり、新たな生きがいを見つけることが回復の鍵となる。
- 筋強直症候群
筋肉の収縮後に弛緩が遅れる「ミオトニー」を主症状とする疾患の総称。
遺伝的な原因が多く、筋強直性ジストロフィーがその代表的な例である。
筋力の低下や多臓器の障害を伴うことがあり、指定難病に含まれる。
- 筋筋膜性疼痛症候群
筋肉や筋膜にトリガーポイントと呼ばれる過敏な点が生じ、痛みを生じる疾患。
慢性的な肩こりや腰痛の原因の一つとされ、関連痛を引き起こすこともある。
ストレスや姿勢の悪さが要因となり、局所注射や物理療法が有効とされる。
- 筋膜炎脂肪織炎症候群
皮下脂肪組織と筋膜に同時に炎症が生じる、比較的稀な疾患。
皮膚の硬化や痛み、発熱などの全身症状を伴うことが特徴である。
好酸球性筋膜炎などが含まれ、ステロイドによる治療が行われる。
- 精巣形成不全症候群
胎児期の精巣発達不全により、生殖器の異常や不妊を招く疾患群。
尿道下裂、精巣停滞、精子形成不全、精巣がんのリスク増加がセットで現れる。
環境ホルモンの影響や遺伝的要因が関与していると推測されている。
- 精管結紮後疼痛症候群
パイプカット手術の後に、慢性的な精巣の痛みが続く合併症。
手術から数ヶ月から数年後に発症することもあり、原因は多岐にわたる。
保存的療法や神経ブロック、場合によっては再吻合術が検討される。
- 紫色採尿バッグ症候群
尿道カテーテル留置中の患者において、採尿バッグが紫色に変色する現象。
便秘等で生じたインジカンが細菌により分解され、色素を生じることが原因。
尿路感染症のサインとされるが、本人に自覚症状がないことが多い。
- 結婚しないかもしれない症候群
1980年代後半に注目された、自立した女性の心理や社会傾向を指す言葉。
経済力を持ち、従来の結婚観に縛られず独身を選択する女性の姿を表現した。
当時の社会情勢や価値観の変化を反映した、流行語的な側面を持つ。
- 肘部管症候群
肘の内側を通る尺骨神経が圧迫され、小指や薬指にしびれが生じる疾患。
肘を酷使する動作や加齢による変形が原因となり、握力の低下を招くこともある。
進行すると手の筋肉が萎縮するため、早期の診断と治療が重要とされる。
- 肝腎症候群
重度の肝不全に伴って、腎臓自体に異常がないにもかかわらず腎不全が起こる状態。
肝硬変などによる血流動態の変化が原因で、腎血流量が著しく低下する。
予後は極めて厳しく、根本的な治療には肝移植が必要となることが多い。
- 肥満牛症候群
分娩前後の過度な肥満により、牛が発症する代謝障害の総称。
肝臓への脂肪蓄積が起こり、食欲不振や乳量低下、繁殖障害を招く。
酪農経営における大きな損失要因であり、適切な飼養管理が予防に不可欠。
- 胃拡張捻転症候群
犬、特に大型犬において、胃がガスで膨らみ、さらにねじれてしまう緊急疾患。
短時間でショック状態に陥り、死に至る危険性が非常に高い。
食後の激しい運動などが誘因とされ、迅速な外科手術が救命の鍵となる。
- 胎便吸引症候群
出生直前の新生児が、羊水中に排泄された自分の便を肺に吸い込んでしまう疾患。
気道の閉塞や炎症を引き起こし、重い呼吸障害を招くことがある。
過期産や胎児ストレスが原因となることが多く、新生児集中治療が必要となる。
- 胎児トリメタジオン症候群
妊娠中に抗てんかん薬のトリメタジオンを服用することで、胎児に生じる奇形。
特徴的な顔貌、発育遅滞、心疾患、知的障害などが現れることが報告された。
現在はより安全な薬剤への代替が進んでおり、発症は極めて稀である。
- 胎児性アルコール症候群
妊娠中の母親の飲酒により、胎児に生じる先天的な障害の総称。
低体重、顔面の奇形、中枢神経系の障害による学習困難などが特徴である。
予防可能な障害であり、妊娠中の完全な禁酒が強く推奨されている。
- 胸郭不全症候群
胸郭の異常により、肺の正常な成長や呼吸機能が妨げられる状態。
先天的な骨格の変形などが原因で、重度の呼吸不全を招くことがある。
小児期からの外科的介入や、胸郭を広げる治療が必要となる場合が多い。
- 胸郭出口症候群
首から腕に向かう神経や血管が、鎖骨付近の隙間で圧迫される疾患。
腕のしびれ、痛み、冷感などが生じ、なで肩の女性や重い荷物を持つ人に多い。
リハビリや姿勢改善、生活習慣の見直しが主な治療法となる。
- 脂肪肝出血症候群
鶏、特に採卵鶏において、肝臓に脂肪が蓄積し破裂・出血して急死する疾患。
高エネルギー飼料の過剰摂取や運動不足が主な原因とされる。
産卵率の高い鶏群で発生しやすく、養鶏業における経済的損失を招く。
- 脆弱X症候群
X染色体上の遺伝子異常により、知的障害や自閉症様症状を引き起こす疾患。
男性に多く発症し、長い顔や大きな耳などの身体的特徴を伴うことがある。
遺伝性の知的障害の原因として、ダウン症に次いで頻度が高い。
- 腫瘍崩壊症候群
がん治療により大量のがん細胞が急激に死滅し、内容物が血液中に放出される状態。
高カリウム血症や急性腎不全などの深刻な代謝異常を引き起こす。
血液がんの化学療法開始時に特に注意が必要な、緊急性の高い合併症。
- 腫瘍随伴症候群
がん細胞が産生する物質により、がんの局所とは無関係に全身に生じる症状。
内分泌異常、神経障害、皮膚症状など、その現れ方は多岐にわたる。
がん自体の発見よりも先に症状が現れ、早期発見の契機となることもある。
- 腸発酵症候群
腸内の酵母などが糖分を分解してアルコールを生成し、酔った状態になる疾患。
自動醸造症候群とも呼ばれ、飲酒していないのに酒気帯び状態となる。
抗生物質の使用による菌交代現象などが原因となり、食事制限等で治療する。
- 自分症候群
1980年代に提唱された、自己愛が強く他者との深い関わりを避ける若者の傾向。
自分らしさを過度に追求する一方で、現実とのギャップに悩む姿を指した。
当時の若者文化や心理状態を分析する文脈で用いられた造語である。
- 自己炎症症候群
自然免疫系の異常により、抗体なしに全身性の炎症が繰り返される疾患群。
周期的な発熱、発疹、関節痛などが特徴で、遺伝子変異が原因となる。
獲得免疫が関与する自己免疫疾患とは、発症の仕組みが異なる。
- 英雄症候群
他人の注目を浴びるために、自らトラブルを起こして解決しようとする心理。
放火して消火活動に参加する、あるいは患者を危険にさらして救助する等の行動。
自己顕示欲の歪んだ形とされ、犯罪行為に結びつく危険性がある。
- 薬剤性過敏症症候群
特定の薬剤服用から数週間後に、発熱、発疹、臓器障害が現れる重症の薬疹。
ヒトヘルペスウイルスの再活性化が関与していることが大きな特徴である。
早期の診断とステロイドによる適切な治療が、救命のために不可欠。
- 藍坂素敵な症候群
特定のキャラクターやその世界観に強く惹かれ、心酔するファン心理の俗称。
ネット上のサブカルチャーにおいて、熱狂的な支持を病的に表現した言葉。
特定の作品に対する深い愛着や、それによる生活の変化を指して使われる。
- 蜂群崩壊症候群
ミツバチが、女王蜂や幼虫を残したまま突然集団で姿を消してしまう現象。
2000年代から世界各地で報告され、農業への深刻な影響が懸念されている。
農薬、寄生虫、栄養不足などの複合的な要因が疑われているが未解明な点も多い。
- 血球貪食症候群
活性化したマクロファージが、自分の正常な血球を食べてしまう病態。
高熱、肝脾腫、血球減少を引き起こし、重症化すると多臓器不全を招く。
感染症やがん、自己免疫疾患などが引き金となり、迅速な治療が必要。
- 血管炎症候群
血管の壁に炎症が起きる病気の総称。
血流が悪くなり、全身の臓器に障害を引き起こす。
ステロイドなどで治療される。
- 被虐待女性症候群
長期間の暴力を受けた女性が陥る心理状態。
無力感から逃げ出す意欲を失い、加害者に従順になる。
裁判の弁護で考慮される。
- 複合性局所疼痛症候群
怪我の治癒後も激しい痛みが続く病気。
損傷の程度に見合わない強い痛みや腫れ、皮膚の変化を伴う。
原因は完全には解明されていない。
- 豚繁殖・呼吸障害症候群
豚に流産や肺炎を引き起こすウイルス性の感染症。
養豚業界に大きな経済的被害を与えるため、徹底した防疫が求められる。
PRRSウイルスが原因。
- 賦活症候群
抗うつ薬の服用初期に、不安や焦燥感が強まる副作用。
自傷行為や攻撃性のリスクが高まるため、医師による慎重な観察が必要。
アクチベーション・シンドロームとも呼ぶ。
- 越冬症候群
極地の冬のような過酷な環境で過ごすことで生じる心身の不調。
不眠や抑うつ、記憶力の低下などが現れ、南極観測隊員などで研究されている。
日照不足や孤立が原因。
- 足根管症候群
足首の内側を通る神経が圧迫され、足の裏などに痛みや痺れが出る病気。
長時間の立ち仕事や怪我が原因となり、ひどい場合は手術が行われる。
手の手根管症候群に対応する。
- 過剰刺激症候群
不妊治療の排卵誘発剤により、卵巣が過剰に反応して腫れる症状。
お腹に水が溜まるなどの不調を招き、重症化すると入院が必要になる。
排卵誘発の副作用。
- 過換気症候群
精神的な不安などで呼吸が激しくなり、血液中の二酸化炭素が減る病気。
手足の痺れや動悸が起きるが、呼吸を整えることで回復する。
過呼吸とも呼ばれる。
- 過敏性腸症候群
検査で異常がないのに、腹痛や下痢、便秘が長く続く病気。
ストレスが主な原因とされ、生活の質を大きく下げる現代病の一つ。
消化器内科の一般的な疾患。
- 過灌流症候群
血管の詰まりを解消した直後、脳に血液が流れ込みすぎて障害が出る現象。
激しい頭痛や痙攣を引き起こし、脳出血のリスクもあるため注意を要する。
手術後の合併症。
- 遷延性離脱症候群
薬物やアルコールを止めた後、数ヶ月から数年も続く離脱症状。
不眠や不安、認知機能の低下などが続き、回復を妨げる要因となる。
長期的なサポートが必要。
- 重症急性呼吸器症候群
SARSコロナウイルスによって引き起こされる重い肺炎。
2002年に中国で発生し、世界中に急速に広がった感染症。
高い致死率が社会問題となった。
- 重症熱性血小板減少症候群
マダニが媒介するウイルスによって、発熱や出血が起きる病気。
致死率が高く、西日本を中心に感染が報告されている。
野外活動時の注意が必要。
- 閉じ込め症候群
意識はあるが、眼球運動以外の全身の随意運動が不可能になった状態。
主に脳幹の橋部分が損傷することで、運動神経の伝達が遮断されるために生じる。
患者は周囲を理解しているが、瞬きや眼球の動きでしか意思疎通ができない。
- 集中治療後症候群
集中治療室(ICU)での治療から回復した後に生じる、身体・認知・精神の障害。
筋力低下や記憶力減退、PTSDなどが長期間にわたって持続することがある。
ICU患者の長期予後を改善するため、早期のリハビリテーションが重視されている。
- 雛見沢症候群
コンピュータゲーム『ひぐらしのなく頃に』に登場する、架空の寄生虫病。
感染者は不安や疑心暗鬼に陥り、末期症状では幻覚や自傷行為、他者への攻撃性を示す。
作品の舞台となる雛見沢村に固有の風土病として描かれている。
- 青いおむつ症候群
尿が空気に触れると青く変色する、非常に稀な遺伝性代謝疾患。
トリプトファンの吸収不全により、腸内で生成されたインジカンが尿中に排泄されるために起こる。
高カルシウム血症や腎障害を伴うことがあり、食事療法が行われる。
- 青い鳥症候群
現状に満足できず、「もっと理想的な仕事や環境があるはずだ」と次々に転職を繰り返す状態。
童話『青い鳥』にちなんで名付けられた、現代社会特有の心理的傾向を指す俗称。
自己の適性への過大評価や、現実逃避的な側面が指摘されることが多い。
- 非24時間睡眠覚醒症候群
体内時計の周期が24時間に同調せず、毎日少しずつ睡眠時間帯が後ろにずれていく睡眠障害。
全盲の人に多く見られるが、晴眼者でも不規則な生活などが原因で発症することがある。
社会生活との乖離が大きく、強い眠気や体調不良を引き起こす。
- 頚性神経筋症候群
首の筋肉の過度な緊張が原因で、自律神経失調症などの様々な不定愁訴を引き起こす状態。
頭痛、めまい、倦怠感、不眠など、症状は多岐にわたる。
パソコンやスマートフォンの長時間使用による姿勢悪化が主な要因とされる。
- 頭内爆発音症候群
入眠時や起床時に、頭の中で大きな爆発音や衝撃音を感じる睡眠障害の一種。
痛みは伴わないが、非常に不快で恐怖感や不安を引き起こすことがある。
詳しい原因は不明だが、脳内の神経活動の急激な変化が関係していると考えられている。
- 頸肩腕症候群
首から肩、腕、手にかけての痛みやしびれ、こりなどの症状を主訴とする症候群。
特定の疾患が除外された、いわゆる「肩こり」の重症版を指すことが多い。
長時間のデスクワークや手作業による筋肉の疲労が主な原因となる。
- 首下がり症候群
首の後ろの筋肉が弱まり、頭を支えられずに顎が胸につくほど垂れ下がってしまう状態。
パーキンソン病や重症筋無力症、頸部筋肉の変性など、様々な疾患が原因で起こる。
前方が見えにくくなるため歩行が困難になり、日常生活に大きな支障をきたす。
- 馬尾症候群
腰椎より下の脊柱管内にある神経の束(馬尾)が圧迫され、様々な神経症状が出る状態。
下肢の痛みやしびれ、麻痺のほか、排尿・排便障害を伴うのが特徴である。
重症の場合は緊急手術が必要となる、脊椎疾患における緊急事態の一つである。
- 骨髄異形成症候群
骨髄での造血が正常に行われず、質の悪い血液細胞が作られる血液疾患。
貧血や出血傾向、感染症にかかりやすくなるなどの症状が現れる。
高齢者に多く、一部の症例では急性骨髄性白血病へと進行するリスクがある。
- 髄膜炎-尿閉症候群
無菌性髄膜炎に伴って、急性の排尿障害を引き起こす臨床症候群。
髄膜の炎症が仙髄の神経根に波及し、膀胱の機能を一時的に麻痺させることで起こる。
髄膜炎の症状が改善するにつれて、排尿機能も自然に回復するのが一般的である。
- 高IgE症候群
血液中の免疫グロブリンEが極めて高値になり、湿疹や反復する感染症を呈する免疫不全症。
黄色ブドウ球菌による皮膚膿瘍や肺炎が特徴的で、独特の顔貌を伴うこともある。
STAT3などの遺伝子変異が原因であることが解明されている。
- 高オルニチン血症・高アンモニア血症・ホモシトルリン尿症症候群
オルニチントランスポーターの欠損により、尿素サイクルが停滞する先天性代謝異常症。
高アンモニア血症による意識障害や、発育遅延、痙性麻痺などの症状を呈する。
頭文字をとってHHH症候群と呼ばれ、食事療法や薬物療法が行われる。
- 高浸透圧高血糖症候群
著しい高血糖と脱水により、血液の浸透圧が異常に上昇する糖尿病の深刻な合併症。
主に2型糖尿病の高齢者に発症し、意識障害や昏睡に至ることがある。
ケトアシドーシスは伴わないか軽度であるが、致死率が高く緊急の治療を要する。
- 魔法使いの弟子症候群
制御不能になったプロセスが自己増殖し、システムのリソースを食いつぶしてしまう現象。
ゲーテの詩やディズニー映画の描写に例えて、コンピュータ分野などで使われる。
一度起動すると止めるのが困難な、連鎖的な不具合や副作用を指す。
- 黄色爪症候群
爪が黄色く変色し、成長が著しく遅くなる非常に稀な疾患。
爪の異常に加えて、リンパ浮腫や胸水などの呼吸器疾患を三徴とする。
リンパ系の還流障害が原因と考えられているが、詳細なメカニズムは未解明である。